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広告代理店営業部長の佐伯は、齢五十にして若年性アルツハイマーと診断された。仕事では重要な案件を抱え、一人娘は結婚を間近に控えていた。銀婚式をすませた妻との穏やかな思い出さえも、病は残酷に奪い去っていく。けれども彼を取り巻くいくつもの深い愛は、失われてゆく記憶を、はるか明日に甦らせるだろう!山本周五郎賞受賞の感動の長編、待望の文庫化。
山の手のお嬢様学校、聖マリアナ学園。異端者(アウトロー)が集う「読書クラブ」には、100年間語り継がれる秘密があった−。史上最強にアヴァンギャルドな“桜の園”の物語。『小説新潮』掲載に書下ろしを加え単行本化。
1968年の3億円強奪事件をきっかけに、一家心中で亡くなったクラスのアイドル・里美ちゃん。寝て起きたら過去と現代を行き来する「ぼくら」は、彼女を救えるのか? ウェブマガジン『パブリデイ』連載に加筆修正し書籍化。
バイト先のカフェで耳にした懐かしい声。それはフルチンこと古幡慎一が高校時代に思いを寄せた先生、斎藤夏姫のものだった。8歳年上、29歳の夏姫に、どうしようもなく惹かれていくフルチン。だが彼女は、体はひらいても心を見せてはくれない。10年前の「あの時」から夏姫の心には特別な男が棲んでいるのだから―。傷ついた心は再生するのか。愛は蘇るのか。それぞれの思いが交錯する物語。
それは突然だった。保育園の頃、毎日遊んでくれた大好きだったお兄さんが、中学生になった夏実の前に現れた。「追われているんだ。かくまってくれないか」何とお兄さんはロリコン男としてネット上でマークされていて!?こうして、夏実とお兄さんのちょっとキケンな逃避行が始まった―。可愛いだけじゃない。女の子のむきだしの想いが胸をしめつける、まぶしく切ない四つの物語。
初恋、禁忌、純愛、結婚、信仰、偏愛、同性愛…。世間の注目も、原稿の注文も「恋愛」のことばかり。なら、とことん書いてやろうじゃないの! ということで生まれた、恋愛小説の名手が紡ぐ、11の「恋愛」の形。
中学2年生の1年間で、あたし、大西葵13歳は、人をふたり殺した−。これは、ふたりの少女の、血の噴き出すような闘いの記録。痛切なストーリーが胸を抉る衝撃作。
母親を亡くしたばかりの川端隼人は、引っ込み思案な12歳。ある日彼は、真っ赤なアルファロメオを乗りこなす70歳の靴職人と出会う。だけどそいつは、かなりの偏屈ジジイ・・・・・・。出会うはずのない二人。出会っても通じ合うはずのない二人。そんな彼らが、徐々に心を通わせていく。衝突を通して、成長する二人の姿が胸を打つ感動のロングセラー。
水がこぼれだすようにいくつもの事が起きた。順々に行儀よくつながった、目に見える鎖のように運んだのではなかった…。ひとつだけ、教えてくれ。今日は、何月、何日だ? 伸び縮みする時間の中で渦巻き、落ちていく長篇小説。
不倫に破れて自暴自棄になっていたあたしは、平安時代にタイムスリップし、「源氏物語」を執筆中の香子さまの片腕として働くことに…。平安の世も、現代も、女は哀しくて強い。『別册文藝春秋』掲載を単行本化。
⇒ ガトリング白銀 (01/11)
⇒ サキューン (01/01)
⇒ こういち (12/27)
⇒ まろまゆ (12/23)
⇒ モグモグ (12/16)
⇒ ばきゅら (12/07)
⇒ ちんたまん (12/03)
⇒ 機関棒 (11/24)
⇒ れもんサワー (11/20)
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