『ジーン・ワルツ』で描かれていた、産婦人科医の医療事故での逮捕。このことが今回詳細に描かれているのかなと思いましたが、それだけではなかった。地方の公立病院の実態だった。
北海道極北市の極北市民病院は大赤字だった。薬も満足に使えず、院内は不衛生。非常勤としてこの病院にやってきた今中には驚くことばかりだった。その不衛生な院内を救ったのは姫宮だった。姫宮はたった3日で、院内の常識を破った。じゃぶじゃぶと洗っていたのが印象的。
医者は院長と不真面目な研修医の後藤の他には、産婦人科医の三枝しかいなかった。唯一の頼りになっていた三枝がある日、医療事故で逮捕された。揺れ動く病院。患者たちからの信頼も高く、病院の患者離れも起きていた。窮地に陥った極北市民病院。
西園寺さやかの助言で、被害者が医療事故を訴え、逮捕になってしまった。この西園寺さやかは一体何者だろう。やけどをしていることから『螺旋迷宮』のあの人なのだろうか・・・?テレビでも見たことあるが、産婦人科医の過失としてなんでも訴えてしまうと、世の中から産婦人科医がいなくなってしまうという。産婦人科医の過失からなのかどうかは、素人では理解できずに言いくるめられてしまえば分からないのもある。その辺りの問題も、近年の医療問題の一つなのだろう。
続きが気になる終わり方だったなと思う。シリーズ化されるのでしょうか?また、いろいろな人が出てきたけど、リンクを忘れてしまっている。海堂さんの作品はほとんど図書館本だから、文庫出たら買おうかな。何冊かは買っているんだけど。速水先生は声だけ出演だったけど、かっこよかった。
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