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エ/ン/ジ/ン /中島京子
評価:
中島 京子
角川グループパブリッシング
¥ 1,890
(2009-02-28)
Amazonランキング: 52114位
JUGEMテーマ:読書


読書期間:2009/4/21〜2009/4/24

[角川書店HPより]
身に覚えのない幼稚園の同窓会の招待状を受け取った、葛見隆一。仕事と恋人を失い、長い人生の休暇にさしかかった隆一は、会場でミライと名乗る女性と出逢う。蔵橋ミライは、人嫌いだったという父親の行方を捜していた。手がかりは、「厭人」、「ゴリ」の、二つのあだ名だけ。いったい父は何者だったのか?痕跡を追ううち、二人は「ゴリ」が消えた時代に遭遇する。それは、高度成長後の1970年代だった。キューブリック、ベトナム戦争、怪獣Gメン、米軍住宅。アメリカから持ち込まれ、あるいは日本に生まれ、70年代とともに消えていったものの数々。「ゴリ」を求め、隆一とミライは、次々と不思議な人物に出逢う――。
葛見隆一は身に覚えのない幼稚園の同窓会の招待状を受け取った。母親に聞いてみると、1年間だけ確かにその幼稚園に通っていたのだという。同時に仕事を失い、また恋人も失った隆一はその同窓会に行ってみることにした。しかし、会場にいたのは、その幼稚園の先生をしていた蔵橋礼子の娘のミライだけだった。

ミライは自分の父親を探していた。昔、母親には父親はエンジンだったということしか聞いていない。エンジンとは人嫌いである厭人という意味だ。その母親は記憶障害にかかっていて、詳しいことはもう聞くことができない。また、隆一の姉がミライの父親らしい人が写っている写真をみて「ゴリ」と呼んだ。その2つのキーワードを元に、隆一はミライの父親探しを手伝うことにした。

少ないキーワードから少しずつ分かっていく事柄。それが、特撮ヒーローものの宇宙猿人ゴリの話になるのが面白い。そこから、ヒーローものの悪役とは何なのかも描かれていて、ヒーローものにもなかなか深いものがあるのだなと思った。ちょうど、ミライの父親が消息を絶ったのが1970年代。学生運動も盛んな頃で、ミライの母親の礼子の創った幼稚園と言い、その時代を反映していた。いろいろな人たちと出会い、ゴリに対する情報を得て、その足跡を辿っていく。読んでいて、一緒になって探して行くことができた。

父親探しなのか、母親探しなのか、自分の生まれた理由を知りたいと思ったミライ。そしてその後、ようやく自分自身の幸せを掴み取る。何とも、温かい話だなと思った。
| な行(その他の作家) | 23:27 | comments(0) | trackbacks(1) |
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「エ/ン/ジ/ン」中島京子
エ/ン/ジ/ン(2009/02/28)中島 京子商品詳細を見る お父さんは、それはものすごいエンジンカだったのよ。猿人。まさに自分の顔を見て、少女は確信...
| しんちゃんの買い物帳 | 2009/05/12 8:09 PM |
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