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儚い羊たちの祝宴/米澤穂信
評価:
米澤 穂信
新潮社
¥ 1,470
(2008-11)
Amazonランキング: 5367位
JUGEMテーマ:読書


読書期間:2009/1/19〜2009/1/21

[新潮社HPより]
これぞ、究極のどんでん返し! あらゆる予想は、最後の最後で覆される。
ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。中でも、「最後の一撃(フィニッシング・ストローク)」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至難の業でもある。本書は、その更に上をいく、「ラスト一行の衝撃」に徹底的に拘った連作集。古今東西、短編集は数あれど、収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ!
米澤さんの新刊。そして、内容紹介を読んで、わくわくしながら図書館で予約をしました。まだ米澤さんの作品を多くは読んでいない私は勘違いしていました。こんなにもブラックな話だとは思っていなかったです。

上流階級を舞台とした、いわゆるお嬢様やお坊ちゃんとその使用人の少女の話。お嬢様は大学の「バベルの会」という読書倶楽部に所属しているという共通点を持つ。この「バベルの会」が絡んだ連作短編集。

「身内に不幸がありまして」
村里夕日の手記。孤児院にいた夕日は丹山家に使用人として引き取られた。やがてお嬢様である吹子様が大学に通い「バベルの会」に入会した。吹子様が「バベルの会」の読書会で初めて外泊をする2日前の七月三十日、吹子様の兄宗太様が丹山家を襲った。それから、丹山家では毎年七月三十日に死人が出る。

「北の館の罪人」
母が死ぬ間際「六綱の家に行きなさい」と言った。母の死後、行く所がない内名あまりは六綱の家に行き、そこで北の館にいる先客の世話をしてほしいと言われる。北の館にいたのは、六綱家の長男早太郎様だった。早太郎様は北の館から出ることができず、幽閉されていた。その早太郎様から、変わったものの買い物を頼まれた。

「山荘秘聞」
前降家の資金繰りが悪くなり、暇を出された屋島守子は八垣内にある辰野家の別荘、飛鶏館の管理人を任された。八垣内は景色が素晴らしく、また飛鶏館の作りも素晴らしいことこの上なかった。しかし、1年もの間、誰も訪れることがなかった。そんな矢先、滑落者を救護して、飛鶏館に招き入れた。その後、その滑落者を探しているという登山隊も訪れ、飛鶏館は守子が来てから初めて人を招き入れることになった。

「玉野五十鈴の誉れ」
小栗家の一人っ子である純香は、祖母より小栗家の跡取りとして厳しく育てられていた。15歳の時、玉野五十鈴という少女が世話をすることになった。帰れば五十鈴がいるということだけで、純香は孤独ではなくなった。大学へ進んで、家を出たあるとき、純香の伯父が殺人を犯した。祖母に家に連れ戻され、純香は軟禁されることになった。

「儚い羊たちの晩餐」
一冊の日記が置いてあり、最初のページに走り書きが残っている。「バベルの会はこうして消滅した。」大寺鞠絵は会費が払えず「バベルの会」を除名された。会費をケチったパパのせいだった。しかし、パパは見栄をはり、新しい料理人を雇った。その料理人の作る料理は非常においしいが、食材の請求額はとんでもなかった。

正直言うと、「ラスト一行の衝撃」というほど、衝撃はなかった。確かに「身内に不幸がありまして」や「儚い羊たちの晩餐」の結末は驚いたけども、そのラスト一行というよりかは真相が分かった時に驚いた。でも「山荘秘聞」は衝撃がありました。「玉野五十鈴の誉れ」は『Story Seller』で既に内容を読んでいました。読む前に思っていた内容とは少し違う内容でしたが、これまた黒い話がとてもゾクゾクしました。
| や行(その他の作家) | 00:22 | comments(0) | trackbacks(3) |
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