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クライマーズ・ハイ/横山秀夫
評価:
横山 秀夫
文藝春秋
¥ 660
(2006-06)
Amazonランキング: 5475位
読書期間:2007/3/14〜2007/3/17

1985年、御巣鷹山に未曾有の航空機事故発生。衝立岩登攀を予定していた地元紙の遊軍記者、悠木和雄が全権デスクに任命される。一方、共に登る予定だった同僚は病院に搬送されていた。組織の相剋、親子の葛藤、同僚の謎めいた言葉、報道とは・・・。あらゆる場面で己を試された篩に掛けられる、著者渾身の傑作長編。
横山氏の作品といえば、警察内をリアルに描いた短編が面白くて、数冊しか読んでいないが好きな作家さんの一人です。その横山氏の長編小説を今回初めて読みました。

かつて同僚、安西と登るはずだった衝立岩。しかしそれは果たすことが出来なかった。その17年後の今、その亡き安西の息子、燐太郎と登る所から始まる。その衝立岩に登る悠木は、17年前の果たされなかった約束を思い起こす。

舞台は17年前、1985年夏。この航空機事故は実際にも起こっていて、覚えている人もいらっしゃるでしょう。私は、まだ子供だったもので、全然覚えていませんが・・・。その航空機事故の起こる翌日に悠木と安西は衝立岩へ登る約束をしていた。悠木はこの事故の全権デスクを任されたがために、衝立岩へ登ることができなかった。安西もまた、前日夜中に倒れ、そのまま植物状態になってしまい登ることができなかった。この空前絶後の大事故の全権デスクを任されながら、安西の倒れた原因と何故登るのかの答えの「下りるために登るんさ」の意味を考える。そして、新聞社でも当然ある組織というものの中での葛藤。最後に、息子と関係。この3つのことが、主となって動いていく。

さすがは12年も記者をしていた横山氏だけあって、新聞ができるまでのことが事細かに描かれていて、大きな事件の中の新聞社の緊迫さが伝わってきた。上司と下の記者たちからの板ばさみとなって自分の思い通りに行かない悔しさ、デスクとして下した判断、ここだけは絶対に譲れないという思い、全てをこの飛行機事故の新聞を作ることによってぶつけた。大きな事故、事件だけではない新聞社の記者たちの奮闘が伝わってきて、非常に素晴らしい作品だと思いました。悠木はこの事件を機に、草津へと異動することになってしまうが、事件から現在までの17年間は充実した日々だったのではないかと思う。最後、燐太郎との会話。燐太郎にとっても、悠木にとっても、淳にとっても・・・父と息子の良い関係が築け上げられるのではないかなと思った。
| や行(横山秀夫) | 13:46 | comments(0) | trackbacks(1) |
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『クライマーズ・ハイ』横山秀夫
クライマーズ・ハイ 横山 秀夫 2003年 文藝春秋 ★★★★★ 下りるために登るんさ――。 安西の言葉は今も耳にある。だが、下りずに過ごす人生だって捨てたものではないと思う。生まれてから死ぬまで懸命に走り続ける。転んでも、傷ついても、たとえ敗北を
| ほんだらけ | 2007/03/19 12:09 AM |
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