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[文庫裏表紙より] 牧村伸郎、43歳。元銀行員にして現在、タクシー運転手。あるきっかけで銀行を辞めてしまった伸郎は、仕方なくタクシー運転手になるが、営業成績は上がらず、希望する転職もままならない。そんな折り、偶然、青春を過ごした街を通りかかる。もう一度、人生をやり直すことができたら。伸郎は自分が送るはずだった、もう一つの人生に思いを巡らせ始めるのだが…。
[文庫裏表紙より] 失業中サラリーマンの恵太が引っ越した先は、家賃3万3千円の超お得な格安アパート。しかし一日目の夜玄関脇の押入れから「出て」きたのは、自称明治39年生れの14歳、推定身長130cm後半の、かわいらしい女の子だった(表題作「押入れのちよ」)。ままならない世の中で、必死に生きざるをえない人間(と幽霊)の可笑しみや哀しみを見事に描いた、全9夜からなる傑作短編集。
隣の庭木を憎む主婦、脱サラした占い師、いじめられっ子と一緒に復讐する相談員など、ちょっと変でちょっと可哀そうな人達のお話 「カジュアル・フライデー」に翻弄される製紙会社課長の悲喜こもごもを描いたのが表題作。「ガーデンウォーズ」では庭木とペットを巡る隣同士の死闘を、「犬猫語完全翻訳機」「正直メール」では奇矯な発明で世の中を混乱させるおもちゃ会社、そして、「くたばれ、タイガース」ではタイガースファンがプロポーズに行くと、彼女の父はジャイアンツファンだった……。その他にも破壊力あるコメディが次々に飛び出す、超強力短篇集。
[文庫裏表紙より] 霊長類研究センター。猿のバースディに言語習得実験を行っている。プロジェクトの創始者安達助教授は一年前に自殺したが、助手の田中真と大学院生の由紀が研究を継いだ。実験は着実に成果をあげてきた。だが、真が由紀にプロポーズをした夜、彼女は窓から身を投げる。真は、目撃したバースディから、真相を聞き出そうと…。愛を失う哀しみと、学会の不条理に翻弄される研究者を描く、長編ミステリー。
[朝日新聞出版HPより] 生まれてすぐに家族になるわけじゃない。一緒にいるから、家族になるのだ。東京から田舎に引っ越した一家が、座敷わらしとの出会いを機に家族の絆を取り戻してゆく、ささやかな希望と再生の物語。朝日新聞好評連載、待望の単行本化!
広告代理店営業部長の佐伯は、齢五十にして若年性アルツハイマーと診断された。仕事では重要な案件を抱え、一人娘は結婚を間近に控えていた。銀婚式をすませた妻との穏やかな思い出さえも、病は残酷に奪い去っていく。けれども彼を取り巻くいくつもの深い愛は、失われてゆく記憶を、はるか明日に甦らせるだろう!山本周五郎賞受賞の感動の長編、待望の文庫化。
1ヶ月ぶりの仕事は猫捜し。美しい女性の依頼は断れない。そうこうするうち、「ブロンドで青い目の若い」秘書まで雇えることに。おまけに猫捜しも、ただの猫捜しではなくなり…。「ハードボイルド・エッグ」続編。
フィリップ・マーロウに憧れ、マーロウのようにいつも他人より損をする道を選ぶことに決めた「私」と、ダイナマイト・ボディ(?)の秘書が巻き込まれた殺人事件。タフさと優しさを秘めたハードボイルド小説の傑作。【読むときの注意】1.笑いじわには気をつけること。2.ボロボロ泣けるから人のいるところでは読まないこと。
過労死続出の職場を辞め、Uターンしたのが9年前。啓一は田園都市の市役所勤務。愛する妻に子供たち、あぁ毎日は平穏無事。・・・・・・って、再建ですか、この俺が? あの超赤字テーマパークをどうやって?!でも、もう一人の自分が囁いたのだ。<やろうぜ。いっちまえ>。平凡なパパの孤軍奮闘は、ついに大成功を迎えるが。笑って、怒って、時々しんみり。ニッポン中の勤め人の皆さん、必見
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