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[文庫裏表紙より] 八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?今日を生きることの意味を知る物語。
[講談社HPより] 検索から、監視が始まる。 漫画週刊誌「モーニング」で連載された伊坂作品 最長1200枚 岡本猛はいきなり現われ脅す。「勇気はあるか?」 五反田正臣は警告する。「見て見ぬふりも勇気だ」 渡辺拓海は言う。「勇気は実家に忘れてきました」 大石倉之助は訝る。「ちょっと異常な気がします」 井坂好太郎は嘯く。「人生は要約できねえんだよ」 渡辺佳代子は怒る。「善悪なんて、見る角度次第」 永嶋丈は語る。「本当の英雄になってみたかった」
[文庫裏表紙より] 会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、一人の男に近づいていった。五年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。新たなる小説の可能性を追求した物語。
[講談社HPより] このゆるかっこよさ ズルイ! マイペースに、飄々と、作品を作り続ける男2人が初めて語ったプライベート対談。 2人の完全版年表付き (伊坂)毎回本を出すたびに、「ああ、ヤバい、ヤバい。爆発的に売れちゃうよ〜」と思っているんですけど、あんまりヤバいことにならないんですよね(笑)。できるといつもうれしくて編集さんに「これヤバいっすよ」と言うんですけど、いつも「まあ、ヤバくなかったですね」としんみり言い合っています。意外に静かでしたね、みたいな。『オーデュボンの祈り』を出したときは特にそうで、それを出したら、世界が変わるし、何かが変わるぐらいな気持ちでいたんですけど、本当にしーんとしていて静まりかえっていました。 (斉藤)ほんと〜?そう?えぇ!? (伊坂)斉藤さんのインタビューを前に読んでいたんで、「斉藤和義もデビューして最初の頃はそうだったんだ〜」と自分に言い聞かせました。 (斉藤)もう……ねぇ。「聴いているヤツらがバカなんじゃい!」と思うしかない、ね(笑)。
[日本実業之社HPより] 入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン……。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で、超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく──。進化し続ける人気作家が生み出した、青春小説の新たなスタンダード!
[単行本帯より] 仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた―。 精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度高い物語世界―、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。
[BOOKデータベースより] CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。
「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとに―「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!
「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々。何気ない日常に起こった五つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。ちょっとふぁニーで、心温まる連作短編の傑作。
引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的はたった一冊の広辞苑!? そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、何故か僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ!
⇒ ガトリング白銀 (01/11)
⇒ サキューン (01/01)
⇒ こういち (12/27)
⇒ まろまゆ (12/23)
⇒ モグモグ (12/16)
⇒ ばきゅら (12/07)
⇒ ちんたまん (12/03)
⇒ 機関棒 (11/24)
⇒ れもんサワー (11/20)
⇒ ゴリゴリくん (11/13)