[文庫裏表紙より] 瀟洒なホテルの中庭で、気鋭の脚本家が謎の死を遂げた。容疑は、パーティ会場で発表予定だった『告白』の主演女優候補三人に掛かる。警察は女優三人に脚本家の変死をめぐる一人芝居『告白』を演じさせようとする―という設定の戯曲『中庭の出来事』を執筆中の劇作家がいて…。虚と実、内と外がめまぐるしく反転する眩惑の迷宮。芝居とミステリが見事に融合した山本周五郎賞受賞作。
[東京創元社HPより] 美少女殺害事件から3年後、投げつけられた激情の言葉が、彼女たちの運命を変えた。 取り柄と言えるのはきれいな空気、夕方六時には「グリーンスリーブス」のメロディ。そんな穏やかな田舎町で起きた、惨たらしい美少女殺害事件。犯人と目される男の顔をどうしても思い出せない4人の少女たちに投げつけられた激情の言葉が、彼女たちの運命を大きく狂わせることになる──これで約束は、果たせたことになるのでしょうか? 衝撃のベストセラー『告白』の著者が、悲劇の連鎖の中で「罪」と「贖罪」の意味を問う、迫真の連作ミステリ。本屋大賞受賞後第1作。
[光文社HPより] ゆっくりと遠ざかり始める、夏休みの記憶と、君。 淡くせつない、おさななじみとの恋を描く最新短編集。 ミーちゃんは長い黒髪を宙にひらひらさせて、小さくなっていった。/俺はその背中を見えなくなるまで見送って、来た道を戻り始めた。/道は乾いている。人気のない街にサンダルの音がぺたぺたと響く。/影がとても長くて、ミーちゃんとカブトムシを取りに出かけた朝も、こんなふうに影が長かったかもしれないなと思った。/夏休みの記憶は後ろ姿になって、ゆっくりと遠ざかり始める。でも、東京は今日も暑くなりそうだ。(「夏が僕を抱く」より)
[朝日新聞出版HPより] 昭和初期の林芙美子、吉屋信子、永井荷風による女中小説があの『FUTON』の気鋭作家によって現代に甦る。失業男とカフェメイドの悪だくみ、麹町の洋館で独逸帰りのお嬢様につかえる女中、麻布の変人文士先生をお世話しながら舞踏練習所に通った踊り子……。レトロでリアルな時代風俗を背景に、うらぶれた老婆が女中奉公のウラオモテを懐かしく物語る連作小説集。
[文庫裏表紙より] 何の保証もないとわかっていても、彼女から強い約束を引き出したい。僕だけだ、と。一生、僕以外は愛さない、と。遠距離恋愛で、思うように会えない勝利とかれん。久々に週末を一緒に過ごすが、ちょっとした誤解から、なんとなくギクシャクしてしまう。愛おしすぎて、相手を思いやる気持ちが空回りする。それでも少しずつふたりの歩みはすすんでいく…。人気シリーズ待望のSecond Seasonへ。
[文庫裏表紙より] 『あれ』と呼んでいる謎の存在と闘い続けてきた拝島時子。『裏返さ』なければ、『裏返され』てしまう。『遠目』『つむじ足』など特殊な能力をもつ常野一族の中でも最強といわれた父は、遠い昔に失踪した。そして今、母が倒れた。ひとり残された時子は、絶縁していた一族と接触する。親切な言葉をかける老婦人は味方なのか?『洗濯屋』と呼ばれる男の正体は?緊迫感溢れる常野物語シリーズ第3弾。
[光文社HPより] 誰のものでもない。 けして、ひとりでもない。 柏木夏美は、デビューを目前に控えたミュージシャン。 フェイスプロモーション期待の新人だ。 けれど、本格的なロックミュージシャンを志向する夏美と、 事務所の思惑は微妙にずれている気配。 直情径行で妥協を知らない夏美に、 マネージャーの宮原祐司は振り回されっぱなし。 そんな中、夏美にある人気女性ミュージシャンとの コラボレーションの話が舞い込んで……。 痛快で爽やかな青春エンタテインメントの傑作が、響き渡る!
[祥伝社HPより] いつか忘れなくてはいけない大切な人。 あの感動から3年―― “失われた時”が息づく街を舞台に描く待望の長編 存在しないはずの図書館から借りられる本 ラジオ局に届く失われた人々からのはがき 響き渡る今はもう無い鐘の音 席を空けて待ち続けているレストラン 「開発保留地区」行の幻のバス 「開発保留地区」 ――それは10年前、3095人の人間が消え去った場所。街は今でも彼らがいるかのように日々を営んでいる。
[ポプラ社HPより] 『ゆれる』の映画監督が、“真実と嘘の境界”をテーマに人間の本性を炙りだした短篇小説集。映画『ディア・ドクター』から生まれた、もうひとつの物語。
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